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米長期金利5.2%台で上値重く、夜間先物は小幅高|日経平均の見通し【9月25日】

TBLMARKET NOTEAI × INVESTMENT INTELLIGENCE

OPENING BELL ・ 2026.09.25

米長期金利5.2%台で上値重く、夜間先物は小幅高

日経平均の見通し

9月25日 8:00更新読了目安 8分

3 POINTS

まず、ここだけ押さえる

  1. 01

    夜間先物は65,490円。前日比は+30円です。

  2. 02

    輸出採算には追い風ですが、片山財務相が24日に協調介入以降も為替政策の原則は変わっていないと述べており、160円の手前では円買い介入への警戒が改めて意識。

  3. 03

    2026年9月25日の東京株式市場は、前日終値をはさんだもみ合いで始まりそうです。

夜間先物65,490円+30円
米10年債5.210%+0.096
S&P5007,704.13-0.02%
この記事の目次
  1. 01市場の見通し
  2. 02原油2.66%高が金利を押し上げ、ダウは161ドル安の3日続落
  3. 03本日の投資戦略

01

市場の見通し

2026年9月25日の東京株式市場は、前日終値をはさんだもみ合いで始まりそうです。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物12月限は、日中清算値比30円高の6万5490円で取引を終えました。24日の日経平均株価の終値は6万5513円99銭ですから、先物はほぼ同じ水準で朝を迎えたことになります。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は大阪の日中比215円高の6万5675円で、こちらはやや上を示しています。前夜の米国市場はダウ工業株30種平均が3日続落、ナスダック総合指数は小幅高と方向がそろいませんでした。買い材料と売り材料が打ち消し合う形で、本日の想定レンジは6万5000円から6万6000円とみています。

上値を抑えにかかるのは金利です。米国の10年物国債の利回りは0.096%上昇の5.210%と、5%台での高止まりから一段の上昇に進みました。国内の10年物国債の利回りも24日に0.100%上昇の3.075%と30年ぶりの高さで、日米そろって金利が上を向いています。ドル円は23日のニューヨーク終値158円32銭から24日終値158円86銭へ54銭の円安が進み、日中は159円04銭まで上げて200日移動平均線を上抜けました。輸出採算には追い風ですが、片山財務相が24日に協調介入以降も為替政策の原則は変わっていないと述べており、160円の手前では円買い介入への警戒が改めて意識される水準です。ユーロ円も180円79銭と円安方向で、24日に日経平均が一時1200円超上げてから安値引けした流れも踏まえると、週末の持ち高調整が出やすい地合いと考えておきたいところです。

02

原油2.66%高が金利を押し上げ、ダウは161ドル安の3日続落

24日の米国市場で、ダウ工業株30種平均は前営業日比161ドル61セント安の5万1349ドル98セントと3日続落しました。S&P500は1.90ポイント安の7704.13とほぼ横ばい、ナスダック総合指数は3.34ポイント高の2万6939.38で小反発です。SOX指数は小幅安にとどまりました。売りの起点は原油でした。イエメンの親イラン武装組織フーシ派によるサウジアラビアへの攻撃が続いたことで、WTI先物11月限は2ドル45セント高の1バレル94ドル61セントと2.66%上昇しています。エネルギー価格の上昇が物価の押し上げにつながるとの見方から、10年物国債の利回りは0.096%上昇の5.210%、30年債は5.493%まで買われました。個別では、ニューメキシコ州で建設中の巨大データセンターを巡り不可抗力条項の適用を通知したと報じられたオラクルが3.47%安の139ドル54セントと下げ、データセンター関連にも売りが及んでいます。一方で、米国とイランがニューヨークでホルムズ海峡の再開と経済制裁の解除を段階的に進める道筋を協議しているとの一部報道が伝わり、これが下値を支えました。ただし協議は進展の途中と伝えられている段階で、合意が確認されたわけではありません。

債券市場のほうが、株式市場よりはっきりした答えを出しています。24日に実施された7年債入札は最高落札利回りが5.085%と、入札前の市場実勢である5.078%を上回り、応札倍率も2.42倍と前回の2.50倍から低下しました。買い手の足取りが重かったということです。2年債と10年債の利回り格差は前日の+21から+27へ広がり、イールドカーブは急速に立ってきています。ウィリアムズNY連銀総裁がインフレ抑制にはなお多くの取り組みが必要だと述べ、ハマック・クリーブランド連銀総裁もインフレ心理が定着するリスクが高まっていると発言したことが、この動きを後押ししました。VIX指数は0.42ポイント上昇の15.60と、警戒感はじわりと上がった程度です。東京市場への波及という点では、金利上昇がバリュエーションの拡大を止める一方で株安までは招いていない、というのが24日の米国市場の姿でした。連日の上昇で水準を切り上げたAI・半導体関連には、この局面で利益確定売りが出やすくなります。

03

本日の投資戦略

中国、台湾、韓国の市場は本日、中秋節で休場です。アジア時間に半導体株の値動きを測る参考材料が欠けるため、東京市場の売買は普段より薄くなりやすく、先物主導の振れが出たときに値幅が出やすい形になります。国内の日程は取引時間中の8月の食品スーパー売上高と全国百貨店売上高で、指数を動かす力はありません。東証スタンダード市場にはレイヤードが新規上場し、あさひやハローズ、パレモ・ホールディングスの中間決算も開示されます。海外は21時30分の米8月耐久財受注の速報値が本命で、市場予想は前月比0.3%の減少、前回は1.1%の増加です。輸送機器を除くコアは0.5%増が見込まれています。ここが上振れれば、前夜と同じ道筋で長期金利が押し上げられ、翌週の東京市場に持ち越されます。23時のミシガン大学消費者信頼感指数の確報値は予想47.8と速報値から据え置きの見込みで、こちらはサプライズになりにくい部類です。

同じオラクルという名前の会社が、日米で反対の材料を出しました。米国のオラクルは不可抗力条項の通知が嫌気されて3.47%安、一方で日本オラクルは24日の取引終了後に6月から8月期の経常利益が25%の増益で着地したと発表しています。24日引け後の開示ではほかに、古河電気工業が上期の最終利益を36%上方修正し、カバーが上期経常を一転27%の増益へ引き上げて2期ぶりの最高益更新を見込むと発表しました。これらは本日の寄り付きで確実に買われる材料です。ここで見ておきたいのは、個別の決算が良いことと、指数が上がることが別の話になっているという点です。24日の東京市場は495円上げながら東証プライムの値上がり銘柄は43%にとどまり、アドバンテストとイビデンの2銘柄だけで434円を押し上げました。本日も、決算で買われる銘柄の数と日経平均の上げ幅は一致しないとみておくべきでしょう。ADRでは三菱UFJフィナンシャル・グループが0.34%高、みずほフィナンシャルグループが1.30%高、三井住友フィナンシャルグループが1.12%高と銀行が買われた一方、ソフトバンクグループは2.17%安の6214円でした。金利上昇を素直に受け止める銀行と、負担として受け止めるAI関連という仕分けが、米国側では先に始まっています。

上下のめどが6万5000円から6万6000円までの1000円幅に収まっているのが、本日の値動きの枠組みです。上は心理的な節目の6万6000円が最初の関門で、その先は75日移動平均線の6万6614円です。24日の高値6万6249円11銭を超えられるかどうかが、上への確認点になります。下は24日の安値6万5407円37銭と25日移動平均線の6万5318円が90円弱の間に並んでおり、ここが本日の支えです。24日は25日移動平均線を上回って引けていますので、この線を終値で維持できるかが週明けの出発点を決めます。戻り売りを考えるなら6万6000円に接近した場面、押し目を拾うなら6万5318円を割り込まずに戻す動きを確かめてからで間に合います。6万5407円37銭を割り込んだまま前場を終えるなら、戻りのめどは25日移動平均線ではなく5日移動平均線の6万4415円まで下げて考え直します。

  1. 1

    中国、台湾、韓国の市場は本日、中秋節で休場です。

  2. 2

    同じオラクルという名前の会社が、日米で反対の材料を出しました。

  3. 3

    上下のめどが6万5000円から6万6000円までの1000円幅に収まっているのが、本日の値動きの枠組みです。

本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。

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