CLOSING BELL ・ 2026.09.25
日経850円高で5連騰、金利上昇が銀行株買いに転じる
日経平均の概況
3 POINTS
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日経平均は850円21銭高の6万6364円20銭で5日続伸。終値での6万6000円台回復は7日以来およそ3週間ぶりです。
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昨日と違い、金利上昇が銀行株買いに素直につながりました。33業種のうち31業種が上昇しています。
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ドル円は16時に158円4銭と円高方向へ戻しました。来週は指標が集中するため、動きにくい週です。
数字だけを、先に確認
KEY LEVELS
判断に使う水準
この記事の目次
01
市場の総括
日経平均株価は前日比850円21銭高の6万6364円20銭と5営業日続伸しました。TOPIXは53.29ポイント高の4128.59、東証グロース市場250指数は7.64ポイント安の800.55で続落しています。東証プライムの売買代金は7兆8008億円、売買高は21億4920万株。値上がり1118銘柄に対し値下がり382銘柄、変わらず54銘柄です。10年物国債の利回りは前日比0.005%低い3.070%。日中には一時3.115%と1996年8月以来およそ30年ぶりの高さをつけています。日経平均VIは7.81ポイント低い20.30です。
始値6万5639円62銭がそのまま安値で、後場に高値6万6410円27銭をつける右肩上がりの一日でした。材料は3つ重なっています。米中首脳会談が無難に終わり、トランプ米大統領がAI規制に慎重な姿勢を示したこと。28日の中間配当の権利付き最終売買日を前に権利取りの買いが入ったこと。そして中国や韓国など周辺のアジア市場が休場で、資金が東京に向かったことです。業種別で下げたのは情報・通信と建設の2つだけで、銀行、証券・商品先物取引業、その他金融が上昇の中心でした。指数では東京エレクトロンが2600円高の5万6520円で約261円、アドバンテストが940円高の3万4000円で約227円と、2銘柄で約488円を押し上げています。半面、ソフトバンクグループは202円安の6150円で1銘柄あたり約162円の押し下げでした。為替は16時時点でドル円が1ドル=158円4銭と、前日同時刻の158円20銭から16銭の円高。ユーロ円も179円95銭と30銭の円高です。
02
今晩の米国市場の注目ポイント
前夜24日の米国市場は、ダウ工業株30種平均が0.32%安の5万1349ドル98セントと3日続落、S&P500は0.02%安の7704.13、ナスダック総合指数は0.01%高の2万6939.37と小反発しました。米10年債利回りが0.096%上昇の5.210%と年初来の高さを連日で更新したことが重荷です。SOX指数は41.74ポイント安の1万2492.53でした。
今晩の数字は21時30分の8月の耐久財受注と23時のミシガン大学消費者信頼感指数の確報だけで、決算はありません。時間外の株価指数先物は東京時間10時50分でダウ先物12月限が5万1685ドル、ナスダック100先物が3万791.75とほぼ横ばい。大阪の日経225先物12月限は日中清算値6万6300円に対し、夜間立会が50円安の6万6250円で始まっています。本番は来週です。30日に米8月の個人消費支出物価指数とマイクロン・テクノロジーの決算、10月2日21時30分に9月の米雇用統計が控えます。前2つは5.2%台の米長期金利を正当化できるかを決める数字であり、マイクロンは本日の東京を押し上げた半導体関連の根拠そのものを問う決算です。
03
今後の投資戦略
昨日この欄で、銀行と保険が上昇率の上位に顔を出す日が来るかどうかを転換の確認点に置きました。その日は1営業日で来ました。本日の業種別上昇率は銀行業、証券・商品先物取引業、その他金融業が上位を占め、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループがそろって買われています。昨日は金利が30年ぶりの高さに上がっても保険が下落率3位という、金利を無視した並びでした。本日は同じ金利上昇が利ざや改善という形で株価に翻訳されています。値上がり銘柄が1118と全体の71%に広がり、33業種のうち31業種が上昇したのも、買いの理由が半導体1本から金利にも枝分かれしたからです。半導体2銘柄で488円を押し上げたのは事実ですが、上げ幅850円のうち残りの360円あまりは、その外側から出ています。
もっとも、本日の金融株高を支えた金利そのものには、引けにかけて逆向きの動きが出ていました。10年物国債の利回りは日中に3.115%まで上がったあと、前日比0.005%低い3.070%で終えています。米長期金利の上昇が日本時間に一服したためで、金利上昇を前提にした買いは、米金利が下を向けば根拠を失います。さらに為替です。日米首脳会談でトランプ米大統領が円安に懸念を示したと片山財務相が明らかにしたことで、ドル円は早朝の158円92銭から午後には157円94銭まで下げました。160円を守るための円買い介入への警戒が市場に広がっており、円高が進めば輸出採算の面から半導体や自動車に逆風が吹きます。金利と為替が逆を向く日が来たとき、本日の全面高は続きません。来週の持ち高を決めるのは、10月2日21時30分の米雇用統計より前に、10年物国債の利回りが本日の3.070%から3.115%の上に抜けていけるかどうかです。
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昨日この欄で、銀行と保険が上昇率の上位に顔を出す日が来るかどうかを転換の確認点に置きました。
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もっとも、本日の金融株高を支えた金利そのものには、引けにかけて逆向きの動きが出ていました。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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