【市場の総括】
2026年5月29日の東京株式市場は反発しました。終値は前日比1636円38銭(2.53%)高の6万6329円50銭で取引を終えました。リスクオンのエネルギーが爆発し、主要な大型株指数がそろって史上最高値を更新する歴史的な急騰劇となりました。
大幅反発の最大の要因は、米国とイランが停戦の延長を巡り合意に近づいているとの報道により、オイルショックや供給網寸断への恐怖が和らいだことです。マクロリスクの後退に伴い、これまで売りヘッジを積んでいた海外短期筋の強烈な買い戻し(ショートスクイズ)が誘発され、指数は午後にかけて上げ幅を一時1,800円超に拡大しました。
||米国市場は3指数揃って上昇
28日の米株式市場は小幅に続伸した。終値は前日比24ドル69セント(0.04%)高の5万0668ドル97セント、ナスダックは6日続伸した。終値は前日比242.736ポイント(0.90%)高の2万6917.471、S&P500種も6日続伸し、終値は43.27ポイント(0.57%)高の7563.63で取引を終えました。
米国市場の上昇要因は、4月の米個人消費支出(PCE)価格指数の発表を控えてインフレ圧力の緩和期待が持続したことと、中東の停戦延長協議の前進が伝わったことです。ソフトウェア大手のスノーフレークの急騰が呼び水となり、半導体やAIインフラ関連の主力銘柄への買い安心感が再び強まりました。連日の上昇によるポジション調整の売りをこなしながら、ナスダック総合指数とS&P500種株価指数がそろって過去最高値を更新するなど、テクノロジーセクター主導の強気相場が継続しています。
【 今後の投資戦略】
本日の業種別動向では、全33業種のうち29業種が上昇し、リスクオンの恩恵をダイナミックに享受するセクターローテーションが確認されました。特に、金属製品(SUMCOなど)や空運業(JAL、ANA)がコスト低下を好感して急伸したほか、電気機器(キーエンス、村田製作所、TDK)が指数のロケット推進役となりました。
今後の注目セクターは電子部品および化学セクター。AIデータセンターやスマホ向けの積層セラミックコンデンサ(MLCC)の実需拡大が本格化しており、村田製作所や太陽誘電、信越化学工業などはマクロ環境の好転を背景に一段の買い増しを狙える位置にあります。




