OPENING BELL ・ 2026.09.02
原油90ドル・米金利4.8%、夜間先物1270円安で急落か
日経平均の見通し
3 POINTS
まず、ここだけ押さえる
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夜間先物は64,880円。前日比は-1,270円です。
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本日の予想レンジは64,400~65,400円。重要な価格帯を確認。
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米中央軍がイラン革命防衛隊への攻撃を開始したと発表し、WTI先物が約1か月ぶりに1バレル90ドル台へ乗ったことで、インフレ警戒から米国の長期金利が跳ね上。
数字だけを、先に確認
KEY LEVELS
判断に使う水準
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市場の見通し
2026年9月2日の東京株式市場は、大幅に下落して始まりそうです。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物9月限は日中清算値比1270円安の6万4880円で取引を終え、1日の日経平均株価の終値6万6215円34銭を1335円下回りました。米中央軍がイラン革命防衛隊への攻撃を開始したと発表し、WTI先物が約1か月ぶりに1バレル90ドル台へ乗ったことで、インフレ警戒から米国の長期金利が跳ね上がったことが背景です。本日の予想レンジは6万4400円〜6万5400円を想定します。
原油と金利が同じ方向に動いた夜は、株式の評価がまとめて削られます。10年物国債の利回りは1日に4.803%へ上がり、前営業日の4.730%から0.073%の上昇です。為替では、1日夕方の東京市場で1ドル=159円92銭だったドル円が、今朝は160円20銭台で推移しています。30銭ほど円安に振れた計算で、7月31日以来の円安・ドル高水準です。ただし米財務長官が日銀総裁に利上げをあらためて求めたと伝わっており、円買い介入への警戒も語られています。円安が輸出関連の追い風になるという読みだけで買える地合いではありません。
02
原油が90ドルに乗り、指標と金利が正反対に動きました
1日の米国市場は、ダウ工業株30種平均が前営業日比419ドル02セント安の5万2766ドル88セントと続落しました。S&P500は54.67ポイント安の7631.47、ナスダック総合指数は271.11ポイント安の2万6099.77で、主要3指数がそろって下げています。10年物国債の利回りは4.803%と、前営業日の4.730%から0.073%上がりました。この日の材料は二つに分かれます。ひとつは朝方の経済指標で、8月のISM製造業景況指数に含まれる雇用の指数と、7月のJOLTS求人件数がどちらも市場予想を下回りました。労働市場の回復が思ったほど進んでおらず、いったんは金利が低下しました。
その流れを引っくり返したのが、米東部時間の正午に出た二つ目の材料です。米中央軍がイラン革命防衛隊への攻撃開始を発表し、WTI先物は前日比4ドル46セント高の1バレル90ドル22セントと5.2%上昇しました。ホルムズ海峡を巡る報復という説明で、中東からの供給回復が遅れるとの見方が広がりました。原油高はインフレ警戒に直結しますので、指標を受けて下がっていた金利はそのまま反転し、4.8%台へ乗せました。株式では半導体が最も強く削られ、SOX指数は256.96ポイント安の1万1278.09と2.23%下げています。金利が上がると、遠い将来の利益を織り込んで買われてきた銘柄ほど評価が下がるためで、大型のハイテク株が指数の重荷になりました。東京市場でも同じ順番で削られるなら、まず値がさの半導体からです。
03
本日の投資戦略
原油が1バレル90ドルに乗ったことで、本日は材料の順番が入れ替わりました。国内では午前に日銀の高田審議委員があいさつに立ちます。追加利上げに前向きな言葉が出れば、1日に3.000%へ届いた日本の長期金利がさらに上を試しますので、金融株と不動産株では受け止め方が反対になります。夜は米国の8月ADP全米雇用者数が控え、4日の雇用統計の前哨戦となります。日本時間3日午前3時にはベージュブック(地区連銀経済報告)も出ます。ただしこれらはいずれも、原油が90ドル台に居座るかどうかという前提の上に乗っています。中東から続報が入れば、指標より先に相場が動きます。
東証プライムの売買代金は、8月31日の9兆3500億円から1日は7兆5000億円へ、2兆円近く減りました。商いは細ったのですが、中身はむしろ広がっています。1日は値上がりが845銘柄と全体の54.3%を占め、TOPIXは25.57ポイント高の4181.86で9日続伸し、史上最高値の更新が目前に迫りました。日経平均が96円59銭安で終わった日に、この二つが同時に起きています。原油高を受けてINPEXや出光興産が買われ、電力株や商社株にも資金が向かいました。前夜の米国株安を、東京市場は下落材料ではなく資源株の買い材料へ変換していたわけです。本日はその変換がもう一度効くかどうかが試されます。原油はさらに上がりましたが、今回は米金利が4.8%まで来ました。金利上昇は不動産や内需の重荷になり、資源株の追い風を打ち消す側に回りますので、1日と同じ景色にはなりにくいと見ています。
1335円安で始まる相場では、寄り付きの値段そのものはあまり判断材料になりません。見ておくべきは下値の節目のほうです。日経平均の下側には、一目均衡表の基準線が6万5028円、100日移動平均線が6万4669円、8月25日の安値が6万4609円と、三つが1日の時点で接近して並んでいました。夜間先物の6万4880円は、このうち基準線をすでに下回り、残る二つに挟まれた位置です。買い下がるならこの帯の中までで、それも半導体ではなく1日に買われた資源と電力の側からになります。本日の下限は8月25日の安値6万4609円です。ここを守れずに前場を終えたなら、9月11日のメジャーSQまでは戻りを買わずに待ちます。
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原油が1バレル90ドルに乗ったことで、本日は材料の順番が入れ替わりました。
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東証プライムの売買代金は、8月31日の9兆3500億円から1日は7兆5000億円へ、2兆円近く減りました。
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1335円安で始まる相場では、寄り付きの値段そのものはあまり判断材料になりません。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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